3月29日金曜日 スタッフ:長田編
3月29日、春の訪れを感じる季節に、私たち「きものレンタルわらくあん」のメンバーは東京キモノショーに参加してきました。当日は朝から雨が降っていたものの、午後には晴れ間が広がり、絶好のイベント日和となりました。参加者は私、水持社長、瀬成さん、塩谷さんの4名です。
まず、東京駅からブルーミング中西ビルまではタクシーを利用し、そこからは徒歩で各会場を巡りました。道中、街中を歩く多くの着物姿の人々が目に入り、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えました。私たちも着物を身にまとい、その一員として街を歩くことで、着物の持つ独特の風情や魅力を改めて感じることができました。
ブルーミング中西ビル2階:十二単今昔 着装実演と解説 ―大河が 3 倍おもしろくなる―
最初のイベントはブルーミング中西ビル2階で行われた「十二単今昔 着装実演と解説 ―大河が 3 倍おもしろくなる―」です。このイベントでは、平安時代から続く十二単の着装実演が行われ、その歴史や文化的背景について詳しく解説されました。普段は見ることのできない貴重な着装の様子を間近で見られ、着物の奥深さと美しさに感嘆しました。特に印象的だったのは、十二単の重厚感とその中に込められた日本の美意識です。解説を通じて、ただの衣装ではなく、歴史と文化が凝縮された芸術作品であることを再認識しました。
サンライズビル:キモノスタイル展と和装雑貨の鑑賞
次に訪れたのはサンライズビルです。ここでは「キモノスタイル展」と「和装雑貨の鑑賞」を楽しみました。特に、キモノスタイル展には弊社の着物も4点展示されており、自分たちの着物が多くの来場者の目に触れることを嬉しく思いました。他の展示も素晴らしく、各デザイナーが手掛けた作品にはそれぞれの個性と美学が表現されており、大変勉強になりました。
和装雑貨のコーナーでは、現代的なデザインと伝統的な技術が融合したようなアイテムが多く出店されていました。特に印象に残ったのは、埋め尽くすほどの刺繍半衿の柄の種類があったひめ吉さんのショップでした。
同行していた、瀬成さんと塩谷さんは一生懸命選んでおられました。
綿商会館:和装雑貨の鑑賞
その後、綿商会館に移動し、再び和装雑貨の鑑賞を行いました。ここでも、とても素敵な作品が多数出店されておりました。
着付けに必要なものだけでなく、和傘のアレンジや、カンカン帽なども販売されているショップさんもおられたのが印象的でした。
来場されている方もオシャレな方が多く、自分の着合わせの参考にとても役立ちました。
ブルーミング中西ビル2階:花想容きものリサイタル
最後に訪れたのは再びブルーミング中西ビル2階で開催された「花想容きものリサイタル」です。このイベントは、通常の着物の着装とは一線を画し、着物を芸術作品として見せるような斬新なアプローチが取られていたと感じました。着物を着付けせず、あえてフリーにして見せることで、その質感や模様の美しさ、そしてデザインの独創性が際立っていました。また、デザインコンセプトのタイトルも付けられていたのがとても印象的で、色々と柄を考察しながら見るのが楽しかったです。
このリサイタルでは、着物の新しい魅力と可能性を感じることができ、大変感動しました。
全てのイベントを通じて感じたことは、着物を通じて人々が繋がり、交流が広がるということできる可能性がもっとあるのではないかと感じました。
特に印象深かったのは、水持社長や瀬成さん塩谷さんが、全く初対面の方々とも自然に会話が弾み、着物という共通の話題を通して親交を深めていたことです。着物には、人々を繋げる力があることを実感しました。
また、今回の参加で得た経験や知識は、今後の「きものレンタルわらくあん」の活動に大いに活かしていきたいと思います。着物の美しさや魅力をもっと多くの人に伝え、そして着物を通じて豊かな文化交流を促進することが私たちの使命だと改めて感じました。
今回の東京キモノショー参加は、着物の奥深さを再認識し、またその魅力を多くの人と共有する貴重な機会となりました。このようなイベントを通じて、さらに着物文化が広がり、発展していくことを願っています。