着物のサイクルシステムは最先端?!
私の祖母が亡くなったのは、ずいぶん前のこと。その祖母の形見の羽織を譲り受けたまま、もう何年もタンスの肥やしになっています。着物でお出かけするときにちょっと羽織って出かけたいとは思うものの、鈍色の総絞りという、あまりにシブい羽織は年齢的にも早すぎる気がするし、合わせられるような着物も持っていません。いったいどうしたものかと考えあぐねて、月日ばかりが過ぎてゆきます。とても上等な品だったらしいので、できればそのまま羽織として使える日が来ないかなと自分が歳をとるのを待ってたところもありますが、裄も足りないし、いくらなんでも無理があるよねと、別の方向性を探るようになりました。
着物は「豆3粒包めたら捨てるな」というぐらい、ぼろぼろになるまで捨ててはいけないそうです。それくらい日本人は着物を大切にしてきたんですね。豆3粒も包めないほどすり切れ破れてきたら、囲炉裏にくべて灰にして、その灰は畑にまいて肥料にする、と、昔はそこまでのサイクルが守られていたらしいです。
そう考えてみれば、着物は究極のエコシステムなんですね。イマドキは「SDGs」などという言葉が大流行りで、エシカルとかサステナブルとかがもてはやされていますが、わが国では昔から当たり前に続けてきたことなんじゃないかなと思ってしまいます。ちなみにSDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の頭文字をとったもので「エスディージーズ」と読むらしいです。世界共通のユニバーサルデザインでロゴやアイコンも作られていて、日本でも外務省の旗振りで、お国をあげて取り組む姿勢を取っています。
最新のビジネスモデルではサーキュラーエコノミー(循環型経済)という、廃棄物を出さない生産に取り組む企業が増えているんだそう。これって灰にして肥料にするまで使ったっていう、昔の日本の着物に対する考え方とまったく同じですよね。その肥料で育てた作物を私たちが食べるんですから。
羽織にリメイクの可能性はあるのか
……話が大きくなりすぎました。祖母の羽織をどうするかって話でしたね。どうやっても着られそうにないとなると、お洋服にリメイクするとか、切り刻んでクッションカバーにするとか、コースターにするとかといったところでしょうか。でもいただいた着物、それも形見となると、できるだけ原形をとどめたいという気持ちもあります。これが羽織でなく着物なら、コートや羽織に仕立て直すことも出来たと思うのですが、羽織から他のものに仕立てるのは難しいですね。色柄から言って子供用なんてなおさら無理があるし(笑)。
自分の希望するところをまとめてみると、
・できれば自分が身につけられるものがいい
・大切にすればずっと使い続けられるものがいい
・可能なら娘や孫に受け継ぎたい
といったところでしょうか。きっとこのまま羽織の形で受け継いでも、娘がまた同じように悩むだけだろうと思うと、なんとか私の代でタンスの肥やしからの脱却を図らねばなるまい、と思うわけです(ちょっと大げさか 笑)。ま、娘はドライに躊躇なく捨てちゃうかもしれないですけどね。
今のところ私が考えつくのは、別布で裏地をつけてリバーシブルのストールにするとか、巾着の手提げにするとか、持ち手を結んでショルダーにできるバッグとか。今はまだ、単純なものしか思いつかないけれど、どなたかもっといいアイデアがあれば、ぜひ教えてください。そして羽織からに限らず、今までご自分がリメイクされた経験がおありなら何にリメイクされたのか教えていただけるとうれしいです。
洋服は、着なくなったら人にあげたり、傷んできたらわりと簡単に捨ててしまったりもしますけれど、やっぱり着物はそうはいかないものですね。「豆3粒」がDNAに染みついているのでしょうか。楽しい悩みではありますが、それとともに着物を大切にしたいと思える自分が、ちょっと誇らしくもあるお悩み相談でした。
着物レンタルのメリット
1:手軽さとコスト
着物を購入は高価な場合があります。「きものレンタルわらくあん」は、着用に必要なアイテムを揃えると最低25万円の費用のものを提供させていただいております。着物レンタルは、手軽に利用でき、一度きりの記念日・食事会・イベントで着る衣装代を考えると、購入するよりもコストはかなり抑えられます。「きものレンタルわらくあん」の申込の平均単価は3万円です。
2:多彩な選択肢
様々な種類やデザインの着物を選ぶことができます。季節やイベントに応じて選択肢が豊富であるため、自分に合った着物を見つけやすくなります。
3:着物着装準備とお手入れの手間が省ける
着物着装準備には、着物の知識が必要となります。また、お手入れには専門的な技術が必要です。「きものレンタルわらくあん」は着用に必要なものがすべて揃った安心フルセット着物レンタルを提供してます。※全品肌着小物付。
受け渡し方法が安心・便利な宅配着物レンタルで提供してます。返却時クリーニング不要です。「きものレンタルわらくあん」は自社でメンテナンスをしております。また、店舗での着付けのサービスを提供しております。
4:記念日・食事会・イベントの思い出になる
着物を着て写真を撮ったり、特別な場所を訪れたりすることは、素敵な思い出になります。着物レンタルを利用することで、そのような特別な思い出をづくりになります。
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