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【アレコレ細野美也子】着物コーデ:6月② 東レ洗える附下|みずもち|富山県

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紫がもつエレガントなイメージを残しつつ、街に溶け込むコーディネート。

絶妙な淡藤色と柄のバランスで、上品カジュアルもきちんとコーディネート。

〈着物〉

ドレス感がある淡藤色に、西域を感じさせる唐草と鳳凰がデザインされた附下。

鳳凰というと、美々しく気品あふれる瑞鳥―吉祥の象徴でもあります。
派手やかで、柄の中心として描かれることが多いのですが、その分、着る場所を選ぶ柄でもあります。
こちらの鳳凰は唐草のなかに自然な佇まいで、むしろ可愛らしく描かれており、“着用範囲”が広い柄です。

さて、その“着用範囲”――いろいろなシーンで着られますよという説明がよくあります。
こちらでも、着まわし優秀な附下をご紹介することが多いのですが、私がそれを判断するポイントをちょっとお話します。

まず、1つ目は、色の使い方が控えめなこと。(かといって、色数が少ないとカジュアル傾向かというと、それはまた別です)
これは、きものサロンみずもちの附下の特長の一つですが、色使いが秀逸なことと関連します。
単に色数が多い少ないというだけではなく、一番大事な、配色・色使い―が優れている点です。

2つ目は、柄の一部に突出した個性が出すぎていないこと。
これが先にお話した、鳳凰の柄にあたります。
鳳凰は、それ自体が主役級でバーンとメインに描かれることが多い柄です。
そうすると絵羽柄がより強調されて格とつながりやすい傾向になります。
この附下の柄は鳳凰、唐花が全体に同調されており、いい意味で個性が強すぎない点が“着用範囲”の広さにつながります。

3つ目は暈し染めが使われていないところです。
暈し染めは、実は隠れた表現力があり、全体の印象を左右する場合があります。
着るシーンの想定をしたときに、これらの要素を見て、街の風景にも馴染むとか、改まった席に向いているとかを判断します。

もちろん、これは私個人の基準でそれぞれに別な基準もあるかもしれませんが、そういうなかの一つの基準として参考にしていただくといいかと思います。

一応、誤解のないようにお伝えしておくと、着まわしができる着物=改まったシーンで着られないということではなありません。
それ以外にもコーディネートの変化で着られるという、嬉しいプラスアルファがある附下ということです。
ぜひ、いろいろなシーンで楽しんでください。

着物初心者の方が気軽に着られる附下。着物上級者の方が満足する完成度。
きものサロンみずもちセレクト附下。

〈帯〉

単衣・夏名古屋帯 夏の白のスマートさが垢抜け感を演出。

絽目が涼やか。
加飾を控えたシンプルさに高度なお洒落心を感じ取ります。

いままでにも白の帯は紹介してきましたが、特に夏は、白。
白の帯をぜひ一筋、お持ちいただきたいと思います。

夏の垢抜け感で大事なポイントに涼感が挙げられます。
どんなに良いものでも、高価なものでも暑苦しさを感じる部分があると一気に野暮ったくなります。

しかし、そんな多少の暑苦しさを相殺してくれるのが、白の帯。
しかも夏の白は、どんな地色の着物でも相性良し。

着物の柄の密度が高い、ちょっと重たい着物でも全体に涼感をもたらしてくれます。

〈コーディネート〉

パーティでも、上質なスマートカジュアルとしても、着まわしOK。


今回のコーディネートをみていただくと、やさしいエレガントな雰囲気が漂うと思います。

それは紫という色がもつ特性で、学術的な色彩研究において、紫のイメージは「高貴 エレガント ゴージャス 大人っぽい セクシー 神秘的」等々で認識されています。
これは古今東西同じイメージとされています。
ただ使い方によってはセクシーが下品にもなるとも言われることも。

紹介している淡藤色は青みのある紫。
紫色の強い印象が薄色になることで、いい意味で中和されてとても上品で、本来、紫が持たない知的なイメージにさえつながっています。

附下の柄もクセがなく、白のシンプルな帯を合わせることで上質な小紋感覚で着ていただけると思います。

帯上に強めの桔梗色を合わせてアクセントをつけることで、正統派+お洒落な気遣いを演出しています。
もちろん、帯を替えると改まった席にもOK。

単衣・夏附下:東レシルジェリー洗える着物 111-0247
単衣・夏名古屋帯:119-0002
夏帯上:京都和装小物 衿秀 麻 紫 313-0228
夏帯〆:江戸組紐 五嶋紐 レース 312-0370
きものサロンみずもち:https://warakuan.shop-pro.jp/

〈コーディネーター〉

コーディネート 文:細野美也子様(月刊アレコレ)
https://www.arecole.com/
Instagram:@arecole.miyakohosono

〈会社案内〉

水持産業株式会社
https://www.warakuan.jp/
〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
TEL:0120-25-3306

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