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着物コーディネート10月:細野美也子|きものサロンみずもちsince1941

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〈十月コーディネート①〉

秋の美しさを着物で楽しむ季節。街へ綺麗目コーディネート。

着物

愛らしさがあるのに大人の控えめな華やかさもある、秋を楽しむ菊の附下。

10月になりました。暑い暑いとは言っても季節は確実に巡り、秋へ、冬へと導いてくれます。秋というと銀杏、紅葉、そして菊。これらの自然は春夏もそこにあるのに、私たち日本人には秋というイメージそのもの。切り離すことはできないと思います。
その菊ですが、植物の柄の中でも松竹梅とともに格の高い柄です。特に長寿を象徴する植物として知られ、9月9日の重陽の節句では、菊を浮かべたお酒を飲むと長生きをすると言われています。これは中国の故事からきており、格が高い柄とされる所以です。このことが、秋を象徴するといいながら、お祝いの席で着る柄としては通年OKでもあるという、やや解釈がむずかしいですが、きちんと感がある着物の種類でしたら、季節を意識しないで着ていただけます。

さて、今回ご紹介する洗える附下は、小菊の柄の附下。普通であれば路傍で見ることも多く、素朴で愛らしい花ですが、この附下で描かれている小菊はとても華やか。派手派手しさはないのに、エレガントにさえ感じるのは構図のうまさと言えます。

爽やかな地色に白の花びらが立体的に浮かび上がる小菊。日常使いから特別な場面まで幅広く活躍してくれるアイテムです。
伝統的な和の装いを楽しみたい方や、和の装いに新しいアプローチを取り入れたい方にお勧めです。

着物初心者の方が気軽に着られる附下。着物上級者の方が満足する完成度。
きものサロンみずもちセレクトの洗える附下です。

織九寸名古屋帯 西陣織 織楽浅野 印度鳥樹紋。

印度鳥樹紋の織楽浅野製の名古屋帯。
さっぱりしているようでいて、シルクロードを渡ってきたエスニックな雰囲気のある文様に特別感があります。
帯には、帯自体をたのしむタイプと、着回しやコーディネートをのアレンジを楽しむタイプがあります。
前者は主にお太鼓と前に柄が入った定番の名古屋帯。
後者は柄は柄自体に主張がなく小物で表情を変える、キャンバスのような役割の通し柄の帯。
今回の帯はこのタイプ。コーディネートに悩んだときにピンと思い浮かぶ優等生タイプ。主張が強くないといいましたが、存在感はあります。

織楽浅野の上品で丁寧なもの作りの精神が感じられる帯は、どのタイプの着物でも受け入れてくれ、小物での変化によるコーディネートも楽しめる優秀帯です。

コーディネート

女性らしいという言葉が古く感じない、上品で洗練された秋のコーディネート。


テーマは秋。着物が主役のコーディネートです。最近はワンカラーコーディネートや、モノトーン、モダン幾何学など、洋服テイストが着物のコーディネートにも取り入れられることが多いですが、やはり王道の着物らしいコーディネートは着物を着たという気分を上げてくれます。具象的な小菊の柄と明るい地色のきれいめコーディネート。

あくまで着物を生かすために、帯周りも存在感の強い色使いは避けましたが、引き算というわけではなく、花がらが甘すぎないように計算してのこと。帯〆、帯上に色を入れるとより着物らしい、優しさ、はんなり感が生まれます。
帯がキャンバスになるのでお好みのコーディネートが楽しめます。

附下:東レシルック洗える着物 菊 106-0068
織九寸名古屋帯:西陣織 織楽浅野 印度鳥樹紋 117-0257
帯上:京都和装小物 和光 313-0013
帯〆:江戸組紐 五嶋紐 冠 ゆるぎ ロングサイズ 312-0289
きものサロンみずもち:https://warakuan.shop-pro.jp/

〈十月コーディネート②〉

モダンコーデも、正統派コーデも受け止める、シックな大人グレーコーディネート。

着物

色や柄だけでは語れないオーラが満ちる、ほんとうに存在感がある附下。

モノトーンはトータルコーディネートのときは、都会的でシャープな印象となり、小物として使うときは、困ったときのモノトーンといわれるように、お助けアイテムでもあります。……と、一般的には言われています。しかし、実はちょっとした落とし穴があります。それは色み。
現在、色はパーソナルカラーが流行していることもあり、ブルーベース、イエローベースで分類されたり、語られたりすることが多いですが、こちらは単に“黄色”か、“青”か、という分類ではなく、同じ色でも黄みがあるのか、青みがあるのかで全体の仕上がりや印象が変わります。
例えば、グレーは「ブルーグレー」という色名が知られているように、比較的わかりやすい青みがあるグレー。一方、「サンドグレー」はその名のように黄みがある砂のようなグレー。さらにいうと、赤みのあるグレーもあります。
赤みでわかりやすいのは紫。赤みがあるのが京紫。青みがあるのが江戸紫になります。
これらは何が言いたいかと言うと、先程の“モノトーンの落とし穴”が、この黄み、青み、赤みなど、その中に潜む色。モノトーンコーデなのに、なんかスッキリしない仕上がりになるときは、グレーに潜んでいる別な色が違和感をもたらしているのかもしれません。逆にいうと、ここがカラーコーディネートのコツのコツといえるところで、複数の色を使っても、それらが同じく青みがかっていれば、心地よい調和を生みます。これはかなり上級テクニックといえますが、使いこなせるとグンとおしゃれ度があがります。例を挙げれば、先程の黄みがあるサンドグレーとオレンジ、青みのあるフーシャピンクとブルーグレーは不思議な調和感があります。
一度、手持ちの着物や小物などを、色別だけでなく、青っぽい、赤っぽい、黄色っぽいなどの分類でも分けてみると、まったく新しい組み合わせが生まれるはずです。

着物初心者の方が気軽に着られる附下。着物上級者の方が満足する完成度。
きものサロンみずもちセレクト附下。

袋帯 小牧 刺繡 葡萄唐草大華文。

貴婦人のような趣の葡萄唐草大華文。着物の格を2段上げる上質な色と柄。
唐草文様においてダイナミックという形容詞を用いることは、あまりありませんが、この帯は唐草文様を再解釈した新たなデザイン性を感じる柄付になっています。ある意味、ルーツとなるユーラシア大陸のおおらかさと言えるかもしれません。

そしてポイントは、唐草文様によく使われる多色使いではなく、シックなグレーの濃淡で表現することで、西欧的でエレガントな女性らしさを醸し出しています。フォーマル着物として整えても、その高貴さは引けをとることなく、着物の雰囲気によってはお洒落心を伝えることもできる―オススメの一筋です。

コーディネート

正統派でも、都会的、モダンというテイストが両立できるお手本コーディネート。

着物や帯、小物とも、単体でみると奇をてらう要素はなく、シンプル、プレーン、正統派といえるアイテムです。




しかし、組み合わせによって装いたいテイスト、イメージ、表現したいテーマ等々が自在にできるという、お手本になるとコーディネートだと思います。モノトーンのグレーを使ったワンカラーコーディネートというと、カッコいい、シャープ、モダン、現代的な印象が思い浮かぶと思います。その対極が、エレガント、高貴、女性らしさというイメージです。


これらは本来違う座標なのですが、自然に融合していて、正統派なのにモダン、カッコいいのにエレガント、多面的な着物の魅力を伝えられるコーディネートに仕上がっていると思います。

附下:東レシルック洗える着物 106-0098
袋帯:小牧 葡萄唐草大華文 116-0711
帯上:京都和装小物 衿秀 313-0126
帯〆:江戸組紐 五嶋紐 312-0158
きものサロンみずもち:https://warakuan.shop-pro.jp/

〈十月コーディネート③〉

キャリアを美しさで表現できる着物のお洒落。

穏やかなのに凛とした知性が漂う大人のコーディネート。

着物

古典的な良さがあるのに古さを感じさせない、デザイン化された松の柄の現代感覚附下。

先々週にご紹介した菊とともに、着物の柄では王道、正統派と言える「松」。
中国の故事、“歳寒三友(さいかんのさんゆう)”に挙げられる松竹梅は、人としての理想を象徴する植物として知られています。吉祥文様としても格の高い柄ですが、こちらの附下は現代的なデザイン要素を取り入れた表現がされており、古典の重さがいい意味で抜けています。かと言って崩し過ぎでもない、大人のおしゃれ着として、気張りすぎないちょうどいい上品さと、よそ行き感があります。

これからはいい季節になり、着物が活躍するシーンが増えます。大寄せのお茶席、そしてちょっと気軽に楽しむ、お友達とのおしゃれな食事会。洗える着物の良さを実感するのがこういう食事の席です。立食の気軽なパーティは特に重宝です。汚れを気にすることなく多くの人との会話を存分に楽しめます。

現代は格の高さを押し出す装いを求められるシーンは少なくなっています。紹介した附下は、かしこまらないきちんと感がありつつ、コーディネートで緩急をつけられる便利な一枚。こちらに重めの袋帯を合わせると格が出て、しゃれ袋や上質な名古屋帯を合わせるとこなれたお洒落な雰囲気に。
松の柄にちょっと意外性があるラベンダーの地色が着こなしの範囲を広げてくれます。
秋から新年まで楽しめる附下です。

着物初心者の方が気軽に着られる附下。着物上級者の方が満足する完成度。
きものサロンみずもちセレクト附下。

織九寸名古屋帯 西陣織 織楽浅野 七宝繋ぎ。

崩し気味に描かれた七宝つなぎ模様が特徴的な織楽浅野の織九寸名古屋帯。

吉祥文様の七宝つなぎ模様ですが、かっちりした線の正統派文様としての七宝ではなく、普段にも使いやすいフリーハンド風な味わいのある九寸名古屋帯。上質なものをさりげない表現で製作する織楽浅野らしい1本です。地色のグレーも同様に、攻めすぎず、しかし平凡に収まることがないモダンさがあります。
どんな着物にも自然に溶け込んで、着物の個性を活かしつつプラスアルファをもたらしてくれる帯です。

コーディネート

格を出すこともできる附下を、プライベートでお洒落を楽しむ仕様でコーディネート。

松の柄はそれだけで正統派な印象をもたらしますが、今回はやや現代風なデザイン性が加味されていることもあり、いわゆるフォーマルダウンする感覚でコーディネートをしました。
袋帯を合わせるとそれだけでかたちになる着物ですが、あえてそこを抑えて。

涼しくなった街へおでかけする週末。
深呼吸するように一息ついたおしゃれを楽しむ―そんなコンセプトで帯も軽めの織りの九寸名古屋帯を合わせました。
いまどきの洋服姿が闊歩する街なかでも引けをとらない、気軽な垢抜けスタイルです。

ただ、不釣り合いなほどのカジュアル感は着物の良さを相殺するのでほどほどに、垢抜け感を意識して帯まわりは強い色は入れずにすっきりと仕上げました。
年代によってはアクセントとして色を入れるのもいいでしょう。

附下:東レシルック洗える着物 松 106-0061
織九寸名古屋帯:西陣織 織楽浅野 七宝繋ぎ 117-0253
帯上:京都和装小物 和光 313-0019
帯〆:江戸組紐 五嶋紐 冠 ゆるぎ ロングサイズ 312-0309
きものサロンみずもち:https://warakuan.shop-pro.jp/

〈十月コーディネート④〉

遊び心豊かに取り入れてカジュアルダウンコーディネート。

着物

着まわし偏差値が高い大人の秋色附下。

パープルを基調とした附下、立体的に見える七宝重ねがポイントの秋冬に活躍する一枚。
秋色を意識した、附下でありながらかなりカジュアルに寄せたコーディネートです。

附下は訪問着より気軽に着られる重宝な着物ですが、それでも訪問着の簡略版≒セミフォーマルの範疇として捉える人がほとんどだと思います。
これまでに紹介したコーディネートも、フォーマルまではいかないものの、セミフォーマル感が香るもの、きちんと感が勝っているものが多かったと思います。
しかし、そういう中でもカジュアダウンして、スマートカジュアルとしても着られるコーディネートも少なからず、意識して紹介してきました。
それは、着物を少しでも日常に戻すため、特別なときだけでなく機会をみては着ていただきたいと思っているから。

そして、きものサロンみずもちセレクトの附下は、色、柄が秀逸で、帯やコーディネート次第で着まわしができるアイテムが多く、
だからこそより多くの機会に着物を着ていただきたい、そんな思いがもう1つの理由です。

さて、今回のコーディネートもその趣旨で、よりカジュアル色を出した普段着コーディネートとして仕上げました。

さっぱりした七宝柄は伝統文様でありながら、洗練された幾何学模様でもあります。
幾何学模様は季節に干渉されないので使い勝手もよく、色使いやコーディネートで様々なイメージでの着こなしができます。

カジュアル着物が盛んな現代。
カジュアル着物の自由度は増す一方ですが、その反面、カジュアル着物は小紋や紬や木綿……というイメージにとらわれていないでしょうか。
“カジュアル”はアイテムとしての着物だけを指しているわけではありません。
シーンとして捉えるカジュアルもあります。

仮に、とてもステキなミシュランの星を獲っているレストランの予約が取れたとしましょう。
ワクワクしますね。
しかし、着るものに気を使いますが、フォーマルなシーンではないですよね?
こういうケースのときは、洗える附下をカジュアルダウンしてスマートに着こなしていただきたい。
キラキラの袋帯バーンでは、むしろ野暮。
きちんとした装いながら、頑張りすぎないこなれ感こそが、ほんとうにお洒落と感じるポイントです。
ワインを思わせる葡萄色のような地色の洗える附下。食事も安心ですね。

着物初心者の方が気軽に着られる附下。着物上級者の方が満足する完成度。
きものサロンみずもちセレクト附下。

織九寸名古屋帯 西陣織 呉遊安田 孔雀の舞。

クラシックモダンな孔雀モチーフは、それだけでおしゃれ西陣の九寸名古屋帯。

一応、お伝えしておくと、帯は染めと織りに分けられることはご存じだと思います。
さらには、染め帯は芯を入れて仕立てる帯で、博多帯を代表とする織りの八寸帯はお太鼓部分をかがるだけで、芯を入れないで使う帯です。
芯を入れる帯は別名、九寸帯、芯を入れないでものは八寸帯です。
これは仕立てる前の丸巻きのときの帯幅の違いです。この一寸の差は、芯をいれるときに仕立てる縫い代分、幅があるということです。
八寸は織りが多いので、織りはすべて八寸と思っている人もいますが、織りでも芯入れの仕立てをする九寸帯があります。

そして、こちらは織りですが九寸名古屋帯になります。
孔雀は奈良・飛鳥の時代から知られていますが、一般的には明治以降に柄として流行しました。
舶来趣味がもてはやされたこの時代にエキゾチックな孔雀は帯や着物に持ち入れられました。
不思議なことに現代においても日本では孔雀の模様が人気で、明治以降から変わらずモダンでお洒落なイメージを維持しています。

ともすれば主役になることが多い柄ですが、こちらは控えめな使い方で着物の柄を邪魔するほどではありません。
無地部分も多く、あまり着物を選ばず、カジュアルな装いで活躍してくれる帯です。

コーディネート

附下をカジュアルダウンして日常にも楽しむコーディネート。

-ポイントは色を使うこと。
附下をカジュアルとして捉える―え?と思われるかもしれませんが、先述のように、センスの良い人気の店で友人たちと食事会をするとなったとき。多くの人は場所を考慮して着るものを選ぶと思います。

居酒屋女子会で附下は着ませんが、場所により、選択肢に紬・小紋とともに、附下や軽めの訪問着があってもいいはず。
着こなし次第で、附下や軽めの訪問着はスマートカジュアルの中にラインナップになるはずです。

紹介しているのは、そういう柔軟な考え方でコーディネートしたもの。
附下や軽めの訪問着をカジュアルダウンするときのコツは、色を入れること。
フォーマルは淡い色や、薄めの中間色を使うことが多いので、逆に色を入れることでフォーマル感から離れます。

こちらはパープルの着物に合わせて、帯上、帯〆に色を効かせています。

特に衿秀の帯上は、抹茶色と紫色の染め分けでスタイルに合わせて選べますが、あえて2色が出るような使い方をするとよりカジュアル感、お洒落感がでます。

附下:東レシルック洗える着物 七宝重ね 106-0066
織九寸名古屋帯:西陣織 呉遊安田 孔雀の舞 117-0197
帯上:京都和装小物 衿秀 313-0085
帯〆:京都和装小物 衿秀 矢羽根 紫・グレー・黄緑・白 312-0059
きものサロンみずもち:https://warakuan.shop-pro.jp/

〈コーディネーター〉

コーディネート・文:細野美也子様(月刊アレコレ)
https://www.arecole.com/
Instagram:@arecole.miyakohosono

〈会社案内〉

水持産業株式会社
https://www.warakuan.jp/
〒933-0804富山県高岡市問屋町20番地
TEL:0120-25-3306

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